KEKBリング

KEKB加速器

目的・ビジョン
KEKB加速器は、小林-益川理論(2008年ノーベル物理学賞受賞)を実証することを中心的な目標として、1998年に完成した衝突型加速器です。

概略
衝突型加速器とは、高エネルギーに加速された二つのビーム同志をぶつけ、そこで起こる素粒子反応を観測するための加速器です。KEKB(ケックビー)の場合、80億電子ボルト(8GeV)の電子と35億電子ボルト(3.5GeV)の陽電子を衝突させますが、その衝突点を取り込むように大型の測定器 Belle (ベル)が設置され、複雑な素粒子反応を捉えるように設計されています。 衝突型加速器の性能を示す数値(自動車で言えば馬力のようなもの)はルミノシティーと呼ばれます。KEKBは2×1034cm-2s-1という数値をマークし、世界一の記録をもっています。この性能を武器に2001年までのデータを用いて実際に小林-益川理論の正しさを実験的に示しました。2010年6月末、さらなる性能向上を目指し、改造工事のために運転を停止しました。